2012年11月28日水曜日

「あまがさき産業フェアー2012 ダンボールスツールプロジェクト


プロダクトデザイン学科1〜3年生9名が「あまがさき産業フェアー2012 ダンボールスツールプロジェクト」に参加し、それぞれが試作を繰り返してダンボールスツールが完成しました。
それらのスツールは、10月18日・19日に尼崎市中小企業センターで行われた「あまがさき産業フェア2012」にて展示、受け付け用の椅子として使っていただきました。


学生たちは夏休み期間中から作業を開始しました。
自宅にあるダンボールなどを切ったり折ったりして試作を繰り返し、本番と同じ材料を自分で加工して最終試作を行いました。

今回のプロジェクトでは、ダンボールなどの梱包や什器を製作している丸一興業株式会社さんに、最終のカットや折り加工の制作を協力していただきました。
丸一興業さんがお持ち設備では、非常に強度があるダンボール素材もカットすることができますが、一工夫しないと座れる強度が出ないようにするために、あえて厚手だけどもそこまで強くない一般的なダンボールを素材として選びました。

学生たちは最初、ダンボールはとても強度があって、加工も簡単だと思っていたようです。
しかし実際にダンボールを加工し始めると、想像していたよりもはるかに難解な素材だと気付いたようで、悪戦苦闘していました。
やがて、想像だけで描いていたアイデアスケッチは役に立たないことに気付き、ひたすらダンボールに触れて、試してみて、その中からそれぞれの面白いアイデアが生まれてきました。

最後はイラストレーター形式のデータを元にNCでカット、折り加工をしてもらい、組み立てて完成しました。




こちらが制作したダンボールスツールです。

今回のプロジェクトを通して、想像だけでデザインをするのではなく、とにかくやってみて、素材の特徴や形の意味等を体験することからデザインをしていく重要性を学ぶことができました。