2013年3月26日火曜日

地域スポーツクラブのフラッグデザイン

神戸市ではスポーツを通じた地域コミュニティーづくりを目的として、市内の166の小学校区毎に住民参加型地域スポーツクラブが立ち上げられています。
2003年度から、神戸市教育委員会、神戸ウイングスタジアム、神戸芸術工科大学の3者が協力して、各クラブのシンボルとなるフラッグの作成を支援しています。

本学は、具体的なフラッグのデザインを担当し、昨年までに144件のフラッグが完成しています。
2012年度は、16のクラブフラッグが制作されました。

学生はクラブの要望に添って複数案をプレゼンテーションし、クラブの意向を最優先に調整を続けながらデザインを決定します。
完成したフラッグは各クラブで使用されるだけでなく、神戸ウイングスタジアムにも常設展示されています。




神戸市中央体育館で3月20日(水・祝)に贈呈式が行われ、デザインを担当したプロダクトデザイン学科の2〜4年生の学生も贈呈式に出席しました。







みかげスポーツクラブ


クラブからのご希望にあった校章の「松」の緑を中心にしてリズム感を出しました。
校歌の歌詞にある「水清らかに湧く」、「光あふれた」イメージをライトブルーとローズピンクで表現しました。






住吉スポーツクラブ


クラブのご希望の校章と5競技のイラストを中心に構成しました。
旗の視認性を考慮して、イラストはシルエットで白抜きにし、校章を太陽に見立て全体にさわやかな配色にしました。






泉台ふれあいスポーツクラブ


校章の由来にある「豊かな景観」のイメージを色で表しました。
校歌にある「空」がライトブルー、「陽光」がオレンジ、「山群」がグリーンです。
また「学校に集う子供たち」、「明るい泉台」も校章の形をモチーフに広がりを持たせて表現しました。






星和台スポーツクラブ


校歌や校章の由来にある星和台小学校の自然に囲まれた様子を表現しました。
クラブのご要望のとおりバックをブルーにしてクラブ名のイメージから星を散らしました。
波線で暖かさ、さわやかな風を表現してリズム感をだしています。