2013年6月25日火曜日

「どうぶつおりがみ えとふうせん」5万セット販売しました


神戸市内の障害者就労支援施設8カ所で作られる折り紙セット「どうぶつおりがみ」が、累計で約5万セットの売り上げを記録しました。

障がい者らが労働時間に見合った工賃を得られるようにと、プロダクトデザイン学科の卒業生と複数のNPO法人が協力し合って開発しました。
コミュニケーションツールやボケ防止などの効果や、孫と楽しめる、海外へ日本文化を伝えやすいと言った声が寄せられ、反響が広がっています。

「どうぶつおりがみえとふうせん」は、動物の顔や手などが印刷され、伝統の折り方「箱風船」の手順に折っていくと、四角い動物の形ができあがります。
口に入れても大丈夫なインクを使用し、玩具安全マーク(STマーク)を取得しています。

2004年に障がい者らの作業工賃が低い現状を変えたいと、当時プロダクトデザイン学科3年生だった黒田哲平さんが、折り紙のアイデアを発案しました。
それぞれ違うハンディキャップを持つ人でも、袋詰めなどで同じ作業ができ、ものづくりの喜びと誇りを感じとることができるようにと、商品開発に努めました。







その後も卒業生の中野健人さんや留学生の孫孟麗らが開発を後任し、「サバンナのなかま」や「中国版えとふうせん」も誕生しました。

JR神戸駅前のデュオ神戸内「神戸ふれあい工房」で購入できます。